都心にある広大な緑地の中の、東京都庭園美術館

港区のお勧めのスポットは、東京都庭園美術館です。地下鉄白金台駅とJR目黒駅の丁度中間に、国立科学博物館附属自然教育園の広大な緑地があるのですが、この緑地に囲まれた環境の良いところに、東京都庭園美術館はあります。元々は、皇族の浅香宮(あさかのみや)の本邸として1933年 に建てられた建物で、その後、美術館として公開されているものです。

平成23年から、改修工事が行われていて休館中ですが、平成26年中にはリニューアル開館の予定なのでとても楽しみです。建物のデザインは、パリやドイツの近代初頭に流行したアールデコ様式という、装飾美術が特徴的な様式でまとめられています。その特徴は、建物の入り口のアーチや柱、窓周囲の装飾や、天井等の建物全体に見て取ることが出来ます。華美になり過ぎない、直線的な装飾が中心で、スッキリとしていながら厳かで格調高い空間を構成しています。

内部で展示されている物は邸宅そのもので、邸宅のあらゆる細部にまで施されたデザインに心惹かれます。天井の照明に施された装飾一つとっても芸術的で、その美しさを味わうことが出来ます。床の模様も階段の手すりも、すべてが丁寧に作られています。窓の外には、邸宅の装飾を見ることに疲れた眼を休めることが出来る、素敵な庭園が広がっています。